Chemise de conservation et element en forme de feuille correspondant
专利摘要:
公开号:WO1992017343A1 申请号:PCT/JP1991/001264 申请日:1991-09-21 公开日:1992-10-15 发明作者:Kenjiro Nishikawa 申请人:Maruni Kasei Kabushikigaisha; IPC主号:B42D3-00
专利说明:
[0001] 明 [0002] 収録用品および補充用シー ト状物 技術分野 [0003] この発明は、 表紙、 背部、 裏表紙からなり、 背部 内面に書類、 書類の収納袋、 アルバム台紙、 葉書等 の各種シー ト状物をその端面において取り外し可能 に止着収納するようにした収録用品ならびにこの収 録用品に使用できる補充用シー ト状物に関するもの である。 背景技術 [0004] 書類等の各種シー ト状物を収録保管する収録用品 と しては、 パンチ穴をあけて裏表紙内面に設けられ た綴じ込み具の綴じ込み片または綴じ込みパイプに 差し込み、 綴じ込み片の揷通穴を有する押え金具で 止めたり、 表紙内面に設けられた押え金具の差し込 みパイプを綴じ込みパイプに差し込んで止める方式 のフ ァイルが多用されている。 [0005] 上記方式のフ ァイルは、 綴じ込んだ書類が脱落す る恐れがなく 、 保管に便利であるが、 収録の都度パ ンチ穴を開ける手間を要するほか、 書類に穴を開け るため穴あけを嫌う書類は綴じ込めない難点があつ た。 また、 常に穴あけ分の余白を必要とするため、 余白がない場合はコ ピーを取り直して綴じ込み用の 余白を作るなどの手間を要した。 さらにまた、 中間 部に綴じ込んだ書類を取り出す場合、 また再収録す る場合、 逐一その前に位置する書類を取り外した上 で取り出し、 また収録しなければならなず、 書類の 取り出し、 再収録が煩瑣であった。 発明の開示 [0006] そこで、 この発明の目的とするところは、 穴あけ の必要がなく、 収録を必要とするシー ト状物を端面 においてそのまま背部内面に取り外し可能に止着収 納することができ、 しかもその止着収納状態に確実 性がある収録用品およびこの収録用品に使用する補 充用シー ト状物を提供するところにある。 [0007] 穴あけを不要とする収納方法の一として、 接着剤、 粘着剤の利用が考えられるところであり、 これまで にも葉書などのシー ト状物を、 接着剤、 粘着剤を利 用して、 その端面または側縁において接着して保管 する収録用品の提案がなされているが、 このような 収録用品においては、 一旦接着して収録すると取り 外しが利かず、 あえて取り外そうとすればシー ト状 物の接着面が剥離して接着剤、 粘着剤側に残り、 再 接着、 再収録ができなく なる。 また、 接着剤は経時 的硬化あるいは塵埃の付着によって接着、 粘着力が なくなるという問題がある。 [0008] そこで、 この発明では、 通常の接着剤、 粘着剤を 利用するのではなく、 高粘着性を有しており、 シー ト状物を端面にて止着可能であるとともに、 この粘 着力に杭してシー ト状物を剥がした場合、 シー ト状 物の端面が剥離したり、 あるいは粘着物がシー ト状 物の端面に移行したり しない止着剤について探求し た結果、 ポリ ウレタンエラス トマ一にその適用可能 性を見出し、 本発明をなすに至ったものである。 [0009] すなわち、 ポリ ウレタンエラス トマ一は、 その物 性がきわめて多岐にわたっている力^ その中から、 常温において持続的高粘着性を有し、 しかもごみ等 が付着した場合、 水拭きすることによって簡単にこ れを取り除く ことができ、 粘着性が阻害されない非 汚染性であり、 しかも比較的柔軟性に富んだ钦質の ポリ ウレタンエラス トマ一が、 書類などのシー ト状 物をその端面にて取り外し可能に止着できる止着剤 と して最適であることを見出だしたのである。 [0010] このような目的に使用するポリ ウレタンエラス ト マーの粘着力と しては、 1 8 0度剥離力において 4 5 0 g Z c m以上、 9 0度剥離力において 1 1 5 g c m以上が望ま しく 、 硬度と しては 1 0度未満の 柔軟性が望まれる。 [0011] ポリ ウレタンエラス トマ一は、 各種ポリオールと イ ソシァネー トの配合比率によって粘着性が異なる 力《、 いずれにしても通常のポリ ウレタンエラス トマ 一の配合系とは異なり、 ポリオール過多の反応系に おいて、 目的とする好ま しい粘着性が得られる成分 および配合比率を採るものである。 その選定に当た つては、 粘着性は勿論、 紙汚れが発生し難い成分、 透明性、 無黄変、 耐久性、 等の要素を勘案して選定 する。 また、 ポリウレタンエラス トマ一の成形にあ たっては、 適宜硬化剤、 架橋剤を併用して反応を促 進することもでき、 また、 ワンショ ッ ト法、 プレボ リマー法のいずれも採用可能である。 [0012] この発明によって提供される収録用品は、 上記ポ リウレタンエラス トマ一を背部内面に止着して構成 したものである。 すなわち、 表紙、 背部、 裏表紙か らなり、 背部内面に常温において持続的高粘着性を 有する非汚染性の軟質ポリ ウレタンエラス トマ一を 止着して書類などのシー ト状物をその端面にて取り 外し可能に止着収納するようにした収録用品である。 [0013] 背部内面に軟質ポリ ウレタンエラス トマ一を止着 する構成と しては、 ポリウレタンエラス トマ一原液 を背部内面に直接付与して硬化 ·一体化させる構成 の外、 ポリウレタンエラス トマ一原液を何等かのシ 一 ト状担体に付与 ·硬化して一体化させた担体付き のポリ ウレタンエラス トマ一と して、 この担体を背 部内面に止着する構成、 またシー ト状に成形したポ リ ウレタンエラス トマ一をそのまま背部内面に止着 する構成も採用できる。 [0014] ポリ ウレタンエラス トマ一原液を背部内面に直接 付与して硬化♦一体化させる場合、 ポリウレタ ンェ ラス トマ一を止着する背部止着面を湾曲面と して、 止着したポリ ウレタンエラス トマ一が同様に湾曲面 を持つようにしておけば、 シー ト状物の端面接着に おいて接着面積が増大するため好ま しい。 また、 止 着面を背部長手方向に溝が配向する凹凸状となし、 止着したポリ ウレタンエラス トマ一が同様に凹凸状 となるようにして接着面積の増大を図ることも考え られる。 上記ポリ ウレタンエラス トマ一の止着面は 背部の内面であっても良く 、 また、 背部内面に別途 設けた部材の表面であつても良い。 [0015] ポリ ウレタンエラス トマ一と一体化する担体とし ては、 布製、 紙製、 不織布製、 発泡体製、 プラスチ ック製等の各種材質からなるシー ト状物が利用でき る。 ポ リ ウ レタ ンエラス トマ一原液をこれらの担体 に含浸、 塗布、 流し込み等の手段によって付与し、 硬化 ·一体化させるものである。 ポリ ウ レタンエラ ス トマ一は自己接着力によつてこれらの担体と強固 に一体化される。 担体と背部内面との接着は、 接着 剤を用いることもできるが、 ポリ ウレタ ンエラス ト マーを含浸させた夕ィプおよび担体両面に付与 ·一 体化したタイプにおいては、 別途接着剤を用いるこ となく ポ リ ウレタンエラス トマ一の粘着性によって 止着することができる。 場合によれば補助的固定手 段を採用することができる。 例えば、 担体の上下両 端縁にコ字型金具を圧着 · 固定し、 この金具の一部 平板部分において背部に鍈止めする等の構成が採用 できる。 ポリ ウレタンエラス トマ一原液を背部内面 に直接付与して硬化 ·一体化させる場合、 背部内面 と強力な接着状態が得られるため、 補助的固定手段 はほとんど必要としない。 [0016] ポリ ウ レタンエラス トマ一をシー ト状に成形した 上で背部内面に止着する場合においても、 ポリ ウレ タ ンエラス トマ一の持つ強力な粘着性によつて確実 に背部内面に止着される。 勿論場合によれば補助的 固定手段を採用しても良い。 [0017] 収録用品がポリプロピレン、 ポリエチレンなどの のポリオレフィ ン系樹脂で成形されている場合、 ポ リ ウレタ ンエラス トマ一との接着性が悪いため、 背 部内面に対しポリウレタンエラス トマーシー トを直 接止着する場合、 あるいはポリ ウ レタ ンエラス トマ —の粘着力を利用して担体付きポリ ウレタンエラス トマ一を止着する場合に強固に止着できず、 したが つてシー ト状物を数多く止着収納した場合、 持ち運 び時等において背部から剥離 ·落下する恐れがある。 しかるに、 背部内面にメ タル箔、 顔料箔あるいはシ ルク印刷ィ ンクのコ一ティ ングないしダラ ビヤ印刷、 オフセッ ト印刷等の表面処理を施した場合、 ポリウ レタンエラス トマ一と強力な接着が可能であること が判明した。 従って、 ポリウレタンエラス トマ一を 直接背部内面に止着する場合、 あるいはポリ ウレタ ンエラス トマ一を介して担体付きポリ ウレタンエラ ス トマ一を止着する場合には、 背部の内面に、 メ 夕 ル箔、 顔料箔あるいはシルク印刷イ ンクのコ一ティ ングないしグラビヤ印刷、 オフセッ ト印刷等の表面 処理を施して、 ポリ ウ レタ ンエラス トマ一を止着す る構成を採ることが望まれる。 背部を構成するブラ スチック材、 例えばポ リ プロ ピレンにはコロナ放電 処理を施したものを用いると、 メ タル箔、 顔料箔ぁ るいはシルク印刷イ ンクのコーティ ングないしダラ ピャ印刷、 オフセッ ト印刷等の表面処理が強固に付 着し、 また、 これらの表面処理剤とポリ ウレタンェ ラス トマーとは強固に接着するため、 シー ト状物を 数多く止着収納した場合にも剥離 ·落下しな、、収録 用品とすることができる。 [0018] 上記のようにして背部内面にポリ ウレタンエラス トマ一を止着した収録用品は、 書類などのシー ト状 物に穴あけを必要とせず、 綴じ込みに際しては端面 をポリ ウレタンエラス トマ一に圧着するだけで確実 な接着が得られ、 容易に剥離しない状態で収納され る。 また、 通常の接着剤、 粘着剤を使用したものと 異なり、 必要に応じて取り外しも簡単である。 [0019] ボリ ウレタンエラス トマ一の原液を背部内面に付 与して硬化 ·一体化させる場合に、 背部内面を湾曲 面と した場合、 背部の長手方向に溝が配向する凹凸 状と した場合は、 ポリ ウレタ ンエラス トマ一の表面 もこれに対応して湾曲化、 凹凸化するためシー ト状 物の接着面積が大きく なるので、 保持状態が良好で ある。 [0020] また、 布製、 紙製、 不織布製、 発泡体製のシー ト 状物にポリ ウレタンエラス トマ一を担持させた場合. ポリ ウレタンエラス トマ一に腰を持たせることがで きるほか、 ポリウレタンエラス トマ一を通して担体 の柄等が見えるため装飾効果を期待し得る。 また、 発泡体を使用した場合、 ポリウレタンエラス トマ一 にシ一 ト状物を差し込んで端面がシー ト状物に接触 する場合、 弾性があるため端面との沿性がよく、 接 着保持力が上がる。 [0021] また、 担体を使用する場合、 表面に無数の針状突 起を形成したプラスチック シー トを担体と してポリ ウレタンエラス トマ一原液を付与 ·硬化させれば、 ポリ ウレタンエラス トマ一の粘着性と針状突起間の 摩擦保持力の両者によってシー ト状物をより確実に 保持することができる。 さらにまた、 円錐形、 円錐 台形、 角錐形、 角錐台形等の立体的形状を有する無 数の突起を長手方向および幅方向に立設したプラス チック製シ一 トにポリ ウレタンエラス トマ一を担持 させ、 ポリ ウレタンエラス トマ一がプラスチック製 シー トの突起周面および突起形成面に担持されてい る構成とした場合、 シー ト状物を突起間に差し入れ た場合、 端面が突起間のポリ ウレタンエラス トマ一 に止着されるとともに端面からやや内面よりの部分 が複数の突起の周面に担持されたポリ ウレタ ンエラ ス トマ一に止着されるため、 単なる端面接着ではな く 、 平面接着に近い接着状態となり、 止着状態がき わめて強固となる。 無数の突起をプラスチック製シ 一 トの長手方向の配列状態において、 互いに隣接す る突起間においてシー ト幅方向にわずかな振れを設 けて形成すると、 突起間にシー ト状物を差し入れた 場合、 シー ト状物の端面からやや内面よりの部分に 接触する突起数が多く なるためより確実な止着状態 が得られる。 [0022] 突起の形状と しては特に限定されないが、 基部を 太くすると、 腰が強く折れ曲りを防止できる上、 シ 一 ト状物の端面から内面よりの部分が接着されやす い形状となる。 また、 先端に向かって細く なる立体 形状とするとシー ト状物の差し入れが容易である。 [0023] 担体を使用せずポリ ウ レタ ンエラス トマ一シー ト を直接背部内面に止着する場合にもその表面に突起 を形成するのが好ま しい。 このような突起付きのポ リ ウ レタ ンエラス トマ一シー トは、 例えばシリ コ ン 型にポリ ウ レタ ンエラス トマ一原液を流し込み成形 することによって簡単に得られる。 この場合、 突起 先端部が余り細いと倒れ込む恐れがあるため、 角錐 台、 円錐台等のように先端部がやや太い形状が好ま しい。 また、 収録用品と しては、 単にシ一 ト状物を差し 入れて止着保持する構成のみならず、 あらかじめァ ルバム台紙、 書類収納袋等のシー ト状物を背部のポ リ ウレタンエラス トマ一に止着した構成とすること も考えられる力 この場合、 これらシー ト状物の端 縁部にメ タル箔、 顔料箔あるいはシルク印刷ィ ンク のコ一ティ ングないしダラビヤ印刷、 オフセッ ト印 刷等の表面処理を施しておく と接着状態が強固とな り、 特にポリオレフィ ン系樹脂のシー ト状物におい ては望ま しい。 [0024] なお、 あらかじめアルバム台紙、 書類収納袋等の シー ト状物を止着した収録用品は、 通常捕充用シー ト状物が提供されるが、 このような書類収納袋、 ァ ルバム台紙等の捕充用シー ト状物も、 ポリオレフィ ン系樹脂製においては綴じ側の端縁部にメタル箔、 顔料箔ぁるいはシルク印刷イ ンクのコーティ ングな いしダラビヤ印刷、 オフセッ ト印刷等の表面処理を 施しておけば、 強固な止着が可能となる。 [0025] なお、 いずれの場合においても、 背部内面におけ るポリ ウ レタ ンエラス トマ一の長手方向寸法は必ず しも背部全長にわたる必要はなく、 中央部のみ、 両 端部のみなど各種の形態を採り得るのはもちろんで ある o 図面の簡単な説明 [0026] 第 1図は、 この発明に係る収録用品の一実施例を 示す断面図、 [0027] 第 2図は、 止着面を湾曲面と した他実施例を示す 断面図、 [0028] 第 3図は、 止着面を凹凸面と した他実施例を示す 断面図、 [0029] 第 4図ないし第 6図は、 担体付きポリ ウレタ ンェ ラス トマ一を用いた実施例を示す断面図、 [0030] 第 7図は無数の針状突起を有する担体を用いた実 施例を示す断面図、 [0031] 第 8図は、 シー ト状物の綴じ込みガイ ドとなる合 成樹脂シー トを設けた実施例を示す断面図、 [0032] 第 9図は、 突起付きプラスチッ ク シー トを担体と して用いた実施例を示す要部拡大断面図、 [0033] 第 1 0図は、 背部に対する止着構造の他例を示す 断面図、 [0034] 第 1 1図は、 突起の配列状態の代表例を (A ) ( B ) ( C ) と して示した概略平面図、 [0035] 第 1 2図は、 突起付きプラスチッ ク シー トを担体 と して用いた収録用品における他実施例を示す断面 図、 [0036] 第 1 3図は、 突起付きポリ ウ レタンエラス トマ一 シー トを用いた実施例を示す断面図である。 発明を実施するための最良の形態 [0037] 第 1図は、 この発明に係る収録用品の一実施例を 示す断面図で、 表紙 1、 背部 2、 裏表紙 3からなる ファイル形式の収録用品が示されている。 4は背部 2の内面に止着したポ リ ウ レタ ンエラス トマ一で、 常温において持続的高粘着性を有する非汚染性の比 較的柔軟性に富んだ軟質のポリゥレ夕ンエラス トマ 一が使用されている。 このポ リ ウ レタ ンエラス トマ —4としては、 1 8 0度剥離力において 4 5 0 g/c in 以上、 9 0度剥離力において 1 1 5 g/cm 以上、 硬度 1 0度未満であることが望ま しく、 剥離力がこ れより弱いとシー ト状物の止着収納力が劣り、 また、 硬度が高い場合もシー ト状物の端面接着力が弱くな る o [0038] 第 2図、 第 3図は、 ポリウレタンエラス トマ一 4 の止着面を非平面状とした例を示しており、 第 2図 は湾曲面とした例、 第 3図は背部 2の長手方向に溝 が配向する凹凸状とした例を示している。 [0039] これらの例においては、 ポ リ ウ レタ ンエラス トマ 一原液を直接背部内面の止着面に型枠をおいて注型 した後、 硬化 ·一体化させているが、 第 1図、 第 2 図の例についてはシー ト状に成形したポリウレタン エラス トマ一を自己粘着力で止着する構成としても 良い。 [0040] 第 4図ないし第 6図は、 布製、 紙製、 不織布製、 発泡体製等のシー ト状物 5にポリ ウレタ ンエラス ト マー 4を担持させた例を示しており、 第 4図は含浸 させた例、 第 5図は表裏両面に塗布した例で、 いず れもポリ ウレタンエラス トマ一の自己粘着性を利用 して止着している。 第 6図はシー ト状物 5の表面側 に塗布した例で、 接着剤 6によって背部 2内面に止 着されている。 [0041] 第 7図は、 無数の針状突起 7を有する合成樹脂製 シー ト 8にポリ ウレタンエラス トマ一 4を担持させ た例である。 [0042] 第 8図は、 シー ト状物の綴じ込みに際し、 の綴 じ込みガイ ドとなる合成樹脂シー ト 9を背部と表紙 および裏表紙の間に立設した例を示している。 なお- 図面において符号 1 0は、 表紙、 裏表紙と背部との 間に形成されたヒンジ部を示す。 [0043] 第 9図は、 さ らに他の例を示すもので、 1 1 は、 背部 2の内面に止着したプラスチック製シー トで、 略円錐状の立体形状を有する無数の突起 1 2が長手 方向および幅方向に立設されている。 当該無数の突 起 1 2は第 1 1図に示す通り、 シー ト長手方向の配 列状態において互いに隣接する突起間においてシー ト幅方向にわずかな振れを有する配列状態と してい る。 すなわち、 第 1 1図の (A ) は、 幅方向に 4本 ないし 3本の突起 1 2が配列され、 長手方向の配列 状態において互いに隣接する突起群がシー ト幅方向 にわずかにずれた状態で形成されている。 また、 図 ( B ) では、 幅方向にバイアスに配列する 4本ない し 5本の突起 1 2が、 同じく長手方向において隣接 する突起間においてわずかなずれを持たせている。 また、 図 (C ) では、 幅方向にジグザグに配列する 4本ないし 5本の突起 1 2が、 同じく長手方向にお いて隣接する突起間においてわずかなずれを持たせ ている。 [0044] もちろんこれら突起の配列状態は一例を示すもの であり、 長手方向および幅方向に無数に配列された 突起が、 シー ト長手方向の配列状態において互いに 隣接する突起間においてシ一 ト幅方向にわずかな振 れを有する配列状態となっており、 シー ト状物を差 し入れた場合、 長手方向に配列された複数の突起側 面にシー ト状物の端面からやや内面よりの部分が接 触する構成であれば、 その配列状態は問わずに良好 な止着状態が得られる。 [0045] 第 9図において、 符号 1 3は上記プラスチック製 シー ト 1 1の突起面に担持されたポリ ウレタンエラ ス トマーで、 ポ リ ウ レタンエラス トマ一 1 3は、 図 示の通り、 プラスチッ ク製シー ト 1 1の突起 1 2お よび突起形成面に担持されており、 シー ト状物 1 4 を突起 1 2間に差し入れた場合、 端面が突起間のポ リ ウレタンエラス トマ一に止着されるとともに端面 からやや内面よりの部分が複数の突起の周面に担持 されたポリ ウレタンエラス トマ一に止着されるため 単なる端面接着ではなく 、 平面接着に近い接着状態 となり、 止着状態がきわめて強固となっている。 第 1 0図は、 この発明に係る収録用品の他実施例 を示すもので、 ポリ ウレタ ンエラス トマ一 1 3をプ ラスチッ ク製シ一 ト 1 1の突起面側のみだけでなく 背面にも付着させ、 当該ポリ ウレタンエラス トマ一 1 3を介してポリ ウレタンエラス トマ一を担持した プラスチッ ク製シー ト 1 1を背部 2の内面に止着す る構成を採っている。 [0046] また、 この例では、 プラスチック製シー ト 1 1の 止着を強固なものとするため、 プラスチック製背部 2の内面にメ タル箔 1 5と して金箔を融着し、 この メ タル箔 1 5の上にポリ ウレタンエラス トマ一を介 して透明のプラスチッ ク製シー ト 1 1を止着する構 成と している。 すなわち、 メ タル箔 1 5が背部 2お よびポリ ウレタンエラス トマ一に強固に接着する点 を利用して、 プラスチック製シー ト 1 1を強固に背 部 2に止着するようにしたものである。 これによつ て、 たとえ多数のシー ト状物を止着 · 収納しても、 その重量に十分耐えるだけの接着状態が得られ、 収 録用品を持ち運びする際にもプラスチック製シー ト ごと脱離する恐れのない収録用品を提供することが できる。 また、 透明のプラスチック製シー ト 1 1を 介して金箔がシー ト全面に対する輝きを与え美麗な 止着部を構成する。 [0047] なお、 プラスチック製シー トにポリ ウレタンエラ ス トマ一を付着させる方法と しては、 底面部にブラ スチック製シ一 トの突起よりやや大きめの穿孔を有 するシリ コ ン型を設け、 このキヤ ビティ 内にポリ ゥ レタンエラス トマ一原液を注入した上でプラスチッ ク製シー トを設置して硬化させる方法がある。 ブラ スチッ ク製シー トの背面にもポリ ウレタンエラス ト マ一を付着させる場合は、 さらにその上面にポリ ゥ レタンエラス トマ一原液を注入して硬化させれば良 い。 [0048] 第 1 2図は、 さらに他の実施例を示すもので、 こ の例では書類収納袋の形態を有するポリオレフィ ン 系樹脂製のシ一 ト状物 1 6をあらかじめプラスチッ ク製シー ト 1 1のポ リ ウ レタ ンエラス トマ一 1 3に 止着させた収録用品を示している。 この場合、 ポリ ウ レタ ンエラス トマ一に対する強固な止着状態を得 るため、 上記実施例と同様にシ一 ト状物 1 6の端縁 部にメタル箔 1 7を融着しており、 たとえシー ト状 物の収納袋に書類を数多く収納してもシー ト状物が ポリ ウレタンエラス トマ一から脱離するおそれがな いようにしている。 なお符号 1 8は接着剤を示す。 [0049] 第 1 3図は、 さらに他の実施例を示すもので、 シ 一 ト状に成形したポリ ウレタンエラス トマ一シー ト 1 9を背部 2の内面に止着している。 このポリ ウレ タ ンエラス トマー シー ト 1 9は、 略角錐台状の立体 形状を有する無数の突起 2 0が長手方向および幅方 向に立設されている。 当該無数の突起 2 0は第 1 1 図と同様に、 シー ト長手方向の配列状態において互 いに隣接する突起間においてシー ト幅方向にわずか な振れを有する配列状態と している。 突起の形状を 略角錐台状の立体形状と したのは、 突起端部の倒れ 込みを極力防止するためであり、 その他円錐台形状 など各種立体形状を採用することができ る。 このポ リ ウレタ ンエラス トマ一シー ト 1 9は、 シリ コン型 にポリ ウ レタ ンエラス トマ一原液を流し込み成形し たものである。 この場合も、 シー ト状物 1 4を突起 2 0間に差し入れた場合、 端面が突起間のポリ ウ レ タンエラス トマ一に止着されるとともに端面からや や内面よりの部分が複数の突起の周面に止着される ため、 単なる端面接着ではなく 、 平面接着に近い接 着状態となり、 止着状態がきわめて強固となってい る。 符号 2 1 は、 プラスチック製背部 2の内面に融 着したメ タル箔である。 [0050] なお、 上記実施例に示した構成は、 この発明に係 る収録用品の実施態様を例示したものに過ぎず、 こ れらに限定されないのはもちろんである。 産業上の利用可能性 [0051] 以上のように、 この発明に係る収録用品は、 綴じ込 もうとする書類、 書類の収納袋、 アルバム台紙、 葉 書などの各種のシー ト状物を、 穴あけを必要とせず、 背部のポリ ウレタンエラス トマ一に端面を圧着する だけで止着収納することができ、 また、 必要に応じ て引っ張れば簡単に取り外すことができるので、 長 期に渡ってシー ト状物の綴じ込み、 取り外しが容易 になし得る収録用品を提供し得たのである。 また、 中間部に収録したシー ト状物を取り出し、 再収録す る場合、 直接目的とするシー ト状物を取り出し、 再 収録できる利点を有している。 なお、 このようなポ リウ レタ ンエラス トマ一を使用した場合、 水拭きす ることにより、 表面の塵埃は簡単に払拭でき、 乾燥 すれば元の粘着力が回復するため、 粘着性が疎外さ れることはなく、 各種収録用品としてその利用度は 问ぃ o
权利要求:
Claims9 請求 r 範 囲 1 . 表紙、 背部、 裏表紙からなり、 背部内面に 常温において持続的高粘着性を有する非汚染性の軟 質ポリ ウレタンエラス トマ一を止着して書類等のシ 一 ト状物をその端面にて取り外し可能に止着収納す るようにした収録用品。 2 . 背部内面におけるポリ ウレタンエラス トマ 一の止着面を湾曲面と した請求項 1記載の収録用品, 3 . ポリ ウ レタ ンエラス トマ一の止着面を背部 の長手方向に溝が配向する凹凸状と した請求項 1記 載の収録用□α ο 4 . 布製、 紙製、 不織布製、 発泡体製等のシー ト状物にポリ ウレタンエラス トマ一原液を含浸ある いは塗布後に硬化させてなる担体付きポリ ウレタン エラス トマ一を止着面に止着してなる請求項 1記載 の収録用 Ο 5 . ポリ ウレタンエラス トマ一がシー ト状物の 背面にも付着され、 当該ポリ ウ レタンエラス トマ一 を介して担体付きポリ ウレタンエラス トマ一が背部 内面に止着されている請求項 4記載の収録用品にお いて、 プラスチック製背部の内面にメ タル箔、 顔料 箔あるいはシルク印刷イ ンクのコーティ ングないし ダラ ビヤ印刷、 オフセッ ト印刷等の表面処理が施さ れている収録用品。 6 . ポリ ウレタンエラス トマ一が無数の突起を 長手方向および幅方向に立設したプラスチック製シ 一 トに担持されて当該プラスチック製シー トを介し て背部内面に止着されている請求項 1記載の収録用 7 . ポリ ウレタンエラス トマ一がプラスチック 製シー トの背面にも付着され、 当該ポリ ウレタンェ ラス トマ一を介してポリ ウレタンエラス トマ一を担 持したプラスチック製シー トが背部内面に止着され ている請求項 5記載の収録用品において、 プラスチ ック製背部の内面にメタル箔、 顔料箔あるいはシル ク印刷ィ ンクのコーティ ングないしダラ ビヤ印刷、 オフセッ ト印刷等の表面処理が施されている収録用 □ □D ο 8 . プラスチック製シー 卜が透明ないし半透明 体である請求項 7記載の収録用品。 9 . 無数の突起が長手方向および幅方向に突設 されたポリ ウレタンエラス トマーシー トを背部内面 に止着した請求項 1記載の収録用品。 1 0 . 背部内面にメタル箔、 顔料箔あるいはシ ルク印刷イ ンクのコ一ティ ングないしダラビヤ印刷、 オフセッ ト印刷等の表面処理が施されている請求項 9記載の収録用 1 1 . 端縁部にメタル箔、 顔料箔あるいはシル ク印刷ィ ンクのコーティ ングないしダラビヤ印刷、 オフセッ ト印刷等の表面処理が施されている書類収 納袋、 アルバム台紙等のシー ト状物があらかじめ背 部のポリ ウレタンエラス トマ一に止着されている請 求項 1記載の収録用品。 1 2 . いずれかの請求項に記載の収録用品に用 いる補充用シー ト状物で、 端縁部にメ タル箔、 顔料 箔あるいはシルク印刷イ ンクのコ一ティ ングないし ダラビヤ印刷、 オフセッ ト印刷等の表面処理が施さ れている書類収納袋、 アルバム台紙等の補充用シー ト状物。
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